フリック監督|奇跡の人と呼ばれたドイツの監督についてまとめてみた

フリック監督|奇跡の人と呼ばれた監督についてまとめてみた

2021/06/29

世界のサッカーリーグには多数の著名な監督がいます。その中でも奇跡の人とも称されているのがハンジ・フリック(Hans-Dieter Flick )監督です。

なぜフリック監督は他の監督と一線を画すのでしょうか?リーグで活躍する監督について知る事も当然ブックメーカーでベットする際に役立ちます。

この記事でフリック監督の凄さに迫ってみましょう。

フリック監督の背景

フリック監督はドイツ・ハイデルベルク出身の元サッカー選手で、現在はブンデスリーガ最強の王者FCバイエルン・ミュンヘンの監督を務めています。

フリック監督は、ドイツU-18代表に選出されるなど若いうちから才能を発揮しており、1985年20歳でバイエルン・ミュンヘンに加入します。そして、ミッドフィールダーとして5年間で104試合に出場し、5得点を挙げました。

1990年にはケルンに移籍しましたが、怪我の影響があり1993年に退団しています。その後、1996年にヴィクトリア・バンメンタールの監督に就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。

そして、2000年7月にはホッフェンハイム、2019年11月にはバイエルン・ミュンヘンの監督に就任しました。

バイエルン・ミュンヘンを3冠へ

2019/20シーズン、不調となったバイエルン・ミュンヘン。これにより、それまでのニコ・コバチ監督が辞任し、ハンジ・フリック氏が監督に就任しました。

シーズン中に行われた監督の交代。フリック監督が就任後、バイエルンは36戦でわずか2敗、勝率は90%を超える結果となったのです。

2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、バイエルン・ミュンヘンが史上初となる全戦全勝で見事に優勝を果たしました。これはクラブ史上7年ぶり2度目の3冠制覇となり、就任後間もなくこの快挙を達成したハンジ・フリック監督は奇跡の人と呼ばれるようになったのです。

その強さの理由は?

では、なぜフリック監督が就任してからバイエルン・ミュンヘンは強さを取り戻したのでしょうか?

その理由として第一に挙げられるのが日々のトレーニングです。フリック監督はバイエルンの選手たちについて「選手全員がすべてのトレーニングセッションで見せたインテンシティ、そして集中力には非常に強い印象を受けた」とコメントしています。日ごろからトレーニングを重視していたフリック監督の指導が、個々の成長につながりチーム全体の強化に成功したのでしょう。

次にフリック監督と選手のコミュニケーションが強さの理由として考えられます。ハンジ・フリック監督は「私たちはお互いにたくさんのことを話し合う。そうやって最終的に決断を下すのが監督の仕事だ。監督の立場としては、チームのリーダーとなる選手たちの意見も聞き、他の人たちの考えを聞くことができるほうが好ましい。より根拠を吟味した上で、自分の決断を下せるようになるからね」と述べており、自分だけですべてを決定するのではなく、選手の意見を重要視しています。これにより選手やスタッフと信頼関係を築くことができ、バイエルン・ミュンヘンを優勝に導くことができたといえます。

このようなフリック監督の指導スタイルがバイエルン・ミュンヘンに本来の強さを取り戻させ、リーグ優勝を達成させたのです。

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